しょうがの貯蔵庫を見学させていただきました。

すっかり寒くなり,温かい飲み物が恋しくなる季節になりました。今の時期であれば,しょうが湯で体を温めるのもいいですよね。

今回は,先月11日に駅家町服部地区(雨木)を訪れ,ふくやまブランド農産物の認定品目,しょうがの貯蔵庫を見学させていただいたときのことをご紹介します。

 

福山のしょうがの収穫時期は9~11月ごろですが,熱帯原産の品目のため,保管温度が低いと傷んでしまい,反対に保管温度が高いと芽が出てしまいます。また,乾燥にも弱いため,保管時には温度を13~15℃を保ち,湿度の高い環境で保管する必要があります。
今回見学させていただいた駅家生姜生産部会の梅田部会長は,昔の坑道の跡を利用してしょうがを保管しています。坑道は長さが15mほどあり,奥の方は年間を通して温度・湿度とも一定に保たれています。しょうがを保管する際は,しょうがを2段に重ねてその上に土をかぶせ,その上にまたしょうがを2段重ねて…というの繰り返し,最終的に上から土をかぶせて保管します。土を被せることにより,しょうがが乾燥してしまうのを防いでいます。保管されているしょうがは,来年の春に植える種しょうがとして用いられるほか,一部は出荷用としても利用されます。
実際に保管されているしょうがを見せていただきましたが,狭い坑道にびっしり埋められたしょうがにびっくり(@_@)しょうがってこんな風に保管されるんですね…。
冬を乗り越えた種しょうがは,4月中旬ごろに植えられ,新たなシーズンを迎えます。